夏 合 宿  
2007,7,27〜29
     浅間高原奥軽井沢












第一日目

7月末だというのに梅雨が明けないまま合宿初日を迎えた。
夏合宿も2回目、
去年の右も左もわからない状態ではなく、
荷造り、時間も要領がつかめてきた。
 今回は、3名が2日目からの参加で、初日23名参加。

 しいなさんに着くと、一面のキャベツ畑と美味しい空気、
そして爽やかな風が日常からの開放感に満たされた。
昼食の冷やしうどんを頂き、午後からの練習に備える。

 体操、発声のあとは、念入りのカデンツ、
そして第一ステージのアヴェマリアから始まる。
1曲めのGregorianチャントは、
女声のみと発表され、男性陣がちょっと残念そう??
(この曲は春合宿から頑張って暗譜してきたし・・)。
声を1つにして、つながりや息つぎの確認を行う。
この曲は本当に緊張感がいる。

パレストリーナは合宿前にテナーに華麗に?転身。
まだ楽譜にかじりついたままで
なんとか早く覚えなければと必死だ。

ブルックナーは、最初の女性3声のハモリがだいぶよくなってきた。
アルトにしては高音なので、まだ必死感が抜けない。
フォーレはつくづくハミングの難しさを痛感しつつ、
気持ちよく歌い上げる。
グノーはピアノ伴奏があるし、
なんといってもメロディーの美しさに酔いつつ、安心して歌えた
(でも、安心し過ぎて音程が下がらないよう注意だ!)。
 練習中は、緊張感がありつつ、
でもベースのオヤジギャグが連鎖するところが
やっぱり心なごみますね。
 
休憩中はやっぱり普段のお菓子好きが抜けず、
お菓子の食べ過ぎ。
そして、第4ステージの恋かく、北欧曲を終え、やっと遅めの夕食。
さんざんお菓子を食べたのに、
しいなさんの夕食は、やっぱり美味しい。
ついつい完全制覇でございます!
 
夕食後は、個人練習(ソロの方はシャンソンの練習)をやり、
9時からは、大宴会が始まる。
大好きなお酒のお話、オーナーさんの手作りお酒を頂いたり、
至福の時だ。
いつもの歌のお時間では、Sさんがいきなり独唱をはじめて大暴走。
かなりお元気でなによりです。
まだ新人なもので、知っている曲は限られているのに
昔からいるような感覚で、楽しい時間を過ごした。
やっぱりサムディはいいよね。
(アルトY・T)
 

第二日目

朝飯前に到着した三人を加えてフルメンバーでスタートした。
いつもの体操、発声。
お腹を引っ込めて胸を高くして、耳を使って声を出すこと、
歌うときは言葉の意味を考えて気持ち、感情も歌う
などの指摘に身体、心をリセットして臨む。

午前の練習は、Monteverdiから。
Christe,adoramus teの歌い出しを繰り返す。
ppからppp、
休符の次にf、
休符をどう表現するか、
休符を歌って、休符は休みではない。
「テ」で納めて、
納めるところは納めて、
指揮者の声が響き熱い練習が続く。
何度も歌い直しているうちにだんだん曲の感じがつかめてくる。
「そろそろ休憩にしませんか。」
と タイムキーパーの声。

午後の練習は昼食、昼休みを入れて午後2時から。
その前にいつものコーヒーショップも開店した。
眠くなる時間なので有り難い。

午後は、眠いなんてとんでもないTrois Chansonsから。
今までに何度も指摘されているところがまだできていない。
ソロや4重唱に聞き惚れていられない。
聞きながら自分の役割を歌わなくては、と必死である。
演奏会のステージを思い出して冷や汗をかきながら、
指揮者を見て、
楽譜をにらんで、
拍を数える。

暑い暑いと思っていたのは、私だけではなかった。
なんと、窓が閉まっていることに誰も気がついていなかった。
水面に浮かんで口をパクパクさせている魚のようになったところで、
窓を開ける。
空気が流れ、同時に酸素不足で全員倒れる危機が流れて休憩。
日本の歌、アンコールと、
6時半まで窓が開いても熱い練習が続いた。

指揮者は1日中立ちっぱなし、
手も足も耳も口も、全身動きっぱなし。
お疲れさまでした。

おいしい夕食後も、パート練習を1時間やりました。
もっとやりたいなんて今になって言うことではありませんが
いろいろ見えてきました。

9時からのミーティングは、定演の最終打ち合わせ。
定演ももうすぐです。
その後Sさんのハッピーバースデーを歌ってお祝いしました。
ダイビングを始められたSさんは、サムディーを「地上の楽園」、
世界の海の「海の楽園」として楽しんでいきたいとのことでした。
Sさん、定年などまだまだ先の話。
生涯現役で楽園を謳歌しましょう。

タイムリミットの11時まで歌い続けて、
密度の濃い合宿2日目が終わりました。
お休みなさい。
じゃない人もいたけれど私は夢の中でした。
(アルト M. Y )


第三日目

今日は合宿の最後の日。
朝は東京の猛暑がうそのような涼しくさわやかなでした。
つい「きょうも頑張るぞ」と心も弾みます。

朝食後、9時より練習開始。
いつもの体操と発声。
うん?調子がいいな、と密かに思いながら
まずは「小さな空」
この歌は非常に素晴らしいと感じています。
歌うたびにあるフレーズになるとものすごく感動し、
涙ぐんでしまいます。
声が上ずって思うように声がでなくなります。
慣れたら大丈夫だろうと思っていましたが、
毎回なので何とか克服しなければと心配しています。
涙もろいのは年のせいかもしれませんが・・・。
次は「恋のかくれんぼ」をさらっと。
この武満2曲は次週の練習でもう一度行います。
最後は伴奏付で演奏を行う「A questoimo」を。
今回はいつもの定演より彩もあり、すごく楽しみです。
感動でググッときそう。

練習は午前で終了。
無事終わりました。
天気にも恵まれ、(帰りに雨が降りましたが)
スケジュール通りすすみ、満足のいく内容でした。
本番が楽しみです。
(ベース  M. S )

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