1日目 
7月29日金曜日、夏合宿に出発です。

今年は列車が早いこともあって、甲斐大泉駅前の温泉設備での昼食となりました。
いきなり座卓が並んだ座敷に通されて、量の多い生姜焼定食でお腹がいっぱいになって、
お昼寝モードに陥りそうなところ、気力を振り絞って、
宿まで7分?の道をゾロゾロ、ゴロゴロ。

でも練習場に入ればシャキッと練習。



カンパリ過ぎて予定を消化出来ないという、いつものパータン。
17日後に本番とは思えない出来でした。( ベース YS )



 2日目 

いよいよ夏合宿のメイン、第2日目がスタート。一番充実し、実り多い一日、になるはずだった
が……

    

目覚めぬ身体に鞭打ちつつ、ストレッチ、発声、カデンツ。
昨日の積み残し「日本の歌」から練習

「雪の降る町を」
各人が、静かに雪が降り積もるイメージを思い描きながら歌うこと。
 まさに、三好達治の有名な「雪」の世界。
 
「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ
  次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ」
 ”なんてったって夏なんだから、そこんところが難しいんだな。”
 
前奏部分のベースのピッチ、強弱のメリハリに注意。 一人ひとりの歌唱力が問われる難曲でもある。

「小さい秋」
日本人なら誰でも知っている名曲、だからこそしっかり情感を込めて歌いたい。

「スキー」
まずは前奏のハーモニーを決める。そこでコケない!
 テナーの力強い旋律、伴奏パートのハーモニーも大事。
 希望としては、エレガントにパラレル・ウェーブを描いて滑りたい。

「故郷」
 全体合唱の曲、前奏と間奏あり、ダカーポを忘れないこと。


     休憩    
    
 9:15から11:25までぶっ続けで練習したのでちょっと休憩。
 今回残念ながら合宿に参加できなかったアルトの4名のお姉さま方から おいしい差し入れをいただく、
             
”「おばば」なんて、卑下しちゃあいけませんぜ!”                          
                                                


計画通りに戻って、3ステ「モンテヴェルディ」の練習  

「Ma tu piu che mai dura」
モンテヴェルディにしては珍しくホモフォニーの部分が多いので、
 縦の線をしっかりそろえて歌うこと。
各フレーズの収め方をていねいに。
 といったところで時間切れ、午前の部終了。


 昼食・休憩の後、記念写真の撮影
 

午後の練習は、テナーのK氏、ベースのS氏、K氏も合流し、
 男声は、B6名、T4名、計10名のフルメンバー。
 キーボード2台の伴奏を付けてフォーレのレクイエム。

1曲目から順に練習
 ダイナミックスの確認、フォルテはフォルテらしく、ピアノはピアノらしく。
 特に、ピアノになった時に音程が下がらないように注意。
 フレーズの終わり、「S」や「T」の切り方(中切り、外切り)をそろえる。


      長い休憩   
15:15〜少し長い休憩。
テナーのS氏からは、シンガポールのお土産チョコレートをいただく。


    
殻はきよちゃんへおみやげ  ・セミ君の一瞬の謳歌



レクイエム後半の練習
 ソプラノRさんのソロに聴きほれる。完全に暗譜している。さすが・・・
 アニュスデイの中盤「pius,pius es,」、難しい音だが, 他のパートを良く聴いて合わせること。

「ラシーヌ雅歌」
 あくまでもレガートに滑らかに、フレーズ感を大切に歌う。
 同時に、フランス語特有の語感を意識して歌うこと。

アナウンス原稿をはさみながら、レクイエムの全曲通し(疲れる〜!)。

最後に積み残しの
「Amor se giusto sei」
を練習したところ、
 なんと、ちび○子ちゃんの顔にザザーとすだれ模様がかかる。
 メロメロの初見状態。
テナーが真っ青!
(あと何日だと思っているんだあっ!)

 
指揮者も気落ちして、予定より30分も早く18:30に練習終了。

   


 夜の部は、演奏会当日スケジュールの詳細な打ち合わせ。
 練習はあと、2回の臨時練習とリハーサルの計3回のみ。
 
あきらめずに、頑張れ東北、頑張れ日本、頑張れサムディ!
                        (テナーのK.K)



3日目


 7月31日(日) 曇り時々雨。あっという間に最終日になった。

未明にかなり大きな地震があり、寝不足も加わって、
三日目ともなると少々疲れ気味の顔も見える。

もっとも中には、早起きして近くの「吐龍の滝」まで
片道3、5キロを1時間余りかけて往復して、若さと健脚ぶりを
示した人もいるが・・。


健脚な4人

 9時15分練習開始。
軽い体操で体をほぐしたあと発声練習。

次にカデンツでハーモニーを整えたあと、さっそく通し練習に入る。
Vステ(ステージ)、Wステ、Tステ、Uステの順に通して歌う。
仕上げと思うと、やはり緊張する。

Vステ、モンテヴエルデイ4曲。
Wステ、北欧の歌・日本の歌+アンコール予定曲。



ともかく通すことはできたが、完成までにはまだ一歩も二歩も・・。
これらの曲は歌い込めばもっと美しく、もっと楽しい曲になるはずだ。

ことばの自主練習も必須。
(ここのホールは照明が暗くて横文字が読めなくて
・・と言い訳はせず、覚えましょう。→自分に)
残りの練習日に課題を残してV、Wステは終了。

休憩時、今日が誕生日のSさんへハッピーバースデーの歌のプレゼント。
Sさんは「還暦に近づいた今、いろいろな人とのつながりを楽しみたい。             
また、8月には東北へボランテイアに行く予定。」とのこと。

休憩後は伴奏付きで、
Tステ「ラシーヌの雅歌」と
Uステ「レクイエム」の大曲を通して歌う。

一年かけて練習してきたこの曲を、演奏会で思いをこめて歌いあげたい。

12時20分練習終了。お疲れ様でした。

    

連泊組に見送られて、車組と電車組は家路へ。
電車組は小淵沢の駅前でお蕎麦を食べて乗車。

他の乗客からひんしゅくを買うのでは、
と心配になるほど盛り上がっていたグループもあった。



リハーサルも含めて練習日はあと3回。
体調を整えて気持ちを集中させ、定演を成功させましょう( アルト H.S )