第1日目 8月 7日

 

暑い暑い関東を出て、涼しいはずの八ヶ岳の麓のペンションに向かいました。
電車に揺られ、甲斐大泉に着きました。
涼しいと思ったのに、なんと暑いこと。
今年は、どこへ行っても暑いのか?

アルペジオのホールもいつもより暑いように思いました。
今日の練習は第1ステージを、順番に歌いました。
出だしの音に気をつけて、パートで揃えて、綺麗に・・・・・
天使の声で、上澄みの声で歌うように、だけど、思うようにいかない。

休憩・・・・高知の美味しいお菓子を頂いて。


次の練習は第3ステージ
このステージの曲は宗教曲と違って、感情を込めて、泣いて歌いましょう。
なかなか泣くことは難しい。

6時間の練習を終えて、美味しい夕食を頂いて、温泉に行って今日の疲れを取りました。
夜の時間は、懇談会として、皆んなでわいわい、いつものように大好きな歌を歌いました。
第1日目はこのように過ぎました。楽しい夢を見たことでしょう。
( ソプラノ T.U )


第2日目 8月 8日

今年の「目標」はいつでもどこでもハモれるサムディだが、
合宿日程表にあざやかにの言葉ががいつの間にか加わり益々の充実した域を目指す。


勤務等の都合により昨日参加出来なかったメンバーが発声練習後に到着して始まる。





『Dona
 nobis Pacem』

ABCの組み合わせで歌う。

少人数になると各人の責任はより重大になる。

各組み合わせのハーモニーを聞いてみると、
偏りが感じられる組、
見事あざやかな表現が出来る組、
こもった和音になる組
とそれぞれだったが、全員の集まりでバランス良く「目標」を達成させなくてはならない。







Uステージ  北欧の曲

『SOMMARPSALM(夏の賛美歌)』

待ちわびていた夏が来た喜びを表現出来るよう。
そして大きく流れる3拍子のリズムに乗りたい。


『STEMNING(
夕景)』

静かなハーモニーで始まり、物寂しさを歌うメロディーと、
それを支える伴奏の対比で盛り上げたい。


『I
 Seraillets have』

バラや百合の香り漂う庭は、我が家の様な小さい庭では無く、
広大な王宮の庭なのである。

目には半月が、松も静かに揺れ、泉に映る影に静けさを感じられるように。


『Flickorna
 i Småland』

楽しくリズムに乗って歌う。
口笛のアドリブはチョイとした聞き所。


『Kung
 Liljekonvalje』

若く美しい王女の死を悼む。
そんな王の気持ちを表すように、しっとりとした大人の声で表現したい。


Vステージ   モンテベルディ作曲 マドリガル

指揮者が床を足で鳴らし、リズムを刻み始めると失敗なのだが、
歌が乗ってくると指揮者はとても楽しそうな表現をされる。
是非とも指揮者を素敵なダンサーにさせてみたい。


Wステージ  日本の歌

以前からの「おやくそく」で暗譜に挑戦する意気込みでやってきた。

楽譜が無いという事は何も頼る物が無く、
私はまるで裸にされたようになって不安で仕方が無い。

「うまくいった!」
と思っても、ちょっと気を許すと一瞬頭の中が真っ白になる怖さ。

自然に出てくるまで・・・繰り返し身体に染み込ませようとする。
もしもの事を考えてオマジナイのように繰り返す。

「夏・ちい・ちい・赤・あら・ぼ・おぼ月+秋・夜」・・・
これで曲順は完璧に覚えたぞ。

(でも重要なのは歌詞なのですが・・・)

  

*休み時間の事

おやつに土佐銘菓「かんざし」をいただき・・・
包み紙に書いてあった「坊さんかんざし買うを見
た」
その意味を若い団員に説明しながら・・・
次々と東京音頭・炭坑節の踊りまで出て賑やかな時
が過ぎた。


*面白い共通点発見

ソプラノのENさんと私は同じイニシャルです。

ある時ふと気がつくと眼鏡・時計・ポロシャツ・車の趣味・・・
同じ物を持っていてと驚きでした。

そして今回も又、筆記用具・サングラスが同じなので大笑いです。


*虫に刺されて困った人達は
仲間からの薬提供の対応で大事に至らずに済んだ。
(私もお世話になりました。)


*夕食後は入浴タイムで大半の人が外の温泉に行く。

その後、定期演奏会の打ち合わせ終了後、


    
 

懇親(30分)で一日は終わったが、
それでは物足
りない人達は個別室にて集会。
でもシンデレラの魔法が解けない時間(0時)までには
お部屋に
戻ったようだ。


*今回は「全員の意」を集結させての選曲から始まり、
いよいよ大きな節目を迎えようとしている。

強弱の表現も慣れて、全体的な仕上がりは上々でとても充実した一日となった。
残り少ない時
間だが、「弱い部分の抜粋による繰り返し」によって、
  どれくらい目標を達成できるかが楽しみで
ある。                                                                              アルト EN



 
第3日目 8月 9日


合宿も3日目。

今回は、オハコの曲が多かったせいか、前日までの練習が進んで、

「落穂拾い」になる3日目も、「さて、何をやりましょうかね」の状態です。

ということで、午前中は宗教曲から

Josqin des Pres の Ave Maria』

Grieg の Ave Maris Stella』

北欧の曲から『すずらんの王』

モンテヴェルディ作曲『Lasciatemi morire』『Zefiyo torna』

日本語の曲から『ちいさな空』
アンコールなどドナノービス夜の歌と、
結局、全25曲から8曲を練習して、「たくさんの落穂」を拾いました。




午後は、予定通り全曲通し

さすがに若さと体力を誇る コンセールサムディの皆さんも疲れ気味で、

アンサンブルが乱れる場面が、多く見られ(聞かれ)ました。

これからは体力を考慮した練習が良いなーと、一団員は思いました。
( ベース Y.S )