• 合宿1日目・5月3日

    大宮駅新幹線ホームは例年以上に混んでいました。
    それもそのはず、今日はゴールデンウイークの後半
    5連休の最初の日。
    指定席車の通路にも自由席車で溢れた乗客が入り込み、人の往来もままならず、
    用を足すにも前方反対側の車両を越えて行かねばならない状態。
    いやあ、大変でしたね。

    事前情報によれば、今年は雪が多く冷え込みも厳しいというので、厚いジャンパーを着込み、

    同じく厚手のセーターにマフラーまでリュックに忍ばせていたのですが、

    来てみればまるで違って思いのほかの暖かさ。

    バスの中から見た路上の温度表示では、確か19°Cとなっていました。

    それにしても、毎年バスの中から見る景色はいつ見ても素晴らしい。


    「緑がきれい!」の声。まさに納得です。

    キクノヤ山荘に到着すると、今年もお母さんと二人の娘さん、
    それに花壇にはカタクリ・スイセンなどの花々が笑顔で迎えてくれました。


    美味しい昼食をいただいて、目指すは練習場「ケーナ」へ
    除雪も済み、雪かきの必要もないとのこと(実はそのために軍手も用意していたのですがね)

    で、歩いて行く人も。



    ケーナに着くと歓迎の意でしょうか、
    入り口付近に昨年はなかった雪山がうず高く積まれていました。


    さて、練習開始。
    入念にサムディ体操をした後は発声とカデンツ。
    やはりケーナの響きは言うことなしです。


    まずは第
    3ステージを曲順に。
    モンテヴェルディの曲は慣れているようだが、まだまだ課題も多いようです。

    『O Primavera』は「おお春よ!」と小気味よく歌い出すように、

    『Non sono in queste rive』はテンポの変わり目に注意し、
    休み明けの出だしをはっきり、もやっと出ない、

    『La tra’l sangue』は特に縦割りの音程をお互い聴きあって注意するなどなど。

    『Ti sponto l’ali amor』は大人の恋とか。
    なかなか難しいけど、これが仕上がるころには成就するのではないでしょうか。


        


    日本の歌は『花』を一通りおさらいし、
    『みかんの花咲く丘』を一度通して、今日の練習は終了。

    それでも、休憩を除いてみっちり4時間半以上。
    さすがに疲れました。


    夜は
    9時から懇親会。
    飲んで歌って
    2時間強、
    その時は練習の疲れもすっかり忘れていたけど、

    やっぱり歳かなあ、
    苗場の夜
    22年目にして初めてその日のうち、11時半には床に就きました。

    おやすみーな・さ・・い・・・  (ベース K.I

    合宿2日目・5月4日


    今日は、一番長い日。

    K&kカフェの美味しいコーヒーを頂いた後、

    ケーナへの道は、まだ雪いっぱいで、カタクリも咲いていない。


     

    体操、発声と十分に目覚めさせた後、
    まず、『Ave Maria』

    シャッフルした4部でのグループに分かれ、清潔な明るい和音で。



    次に、午前予定のUステージの2曲『Ave Verum Corpus』  『Advent』


    美味しいお菓子付きお茶休憩後、難題のTステージの武満徹作曲

    『明日ハ晴レカナ、曇リカナ』
    シンコペーションのリズムとアクセントに、

    『○と△の歌』は、言葉と転調に苦労の連続。

     

    昼食で一旦宿に帰った後、

    午後も武満の続き。
    最後のメンバーも揃って、ファルセット付き『小さな空』、

    今の時代にピッタリの『死んだ男の残したものは』と続き


    =休憩=   


    得も言われぬ和音の『さくら』

    2連符・3連符・4連符・付点付き連符で自由に飛翔する『翼』。

    そして
    更にWステージの日本の歌『夕やけ小やけ』

    根を上げずによく頑張りました。

    美味しい本場の魚沼コシヒカリで減量を忘れる夕食。
    星空のもとゆったり温泉
    に浸かって、、、
    でも、サムディは、この後も、まじめに定演打合せ会議。

    皆歌が大好きで、更に飲めや歌えやをちょっぴりやって。



    で、一日が終わりましたとさ。(ソプラノ MS )


     

    合宿3日目・5月5日

    ここのところの陽気で、桜が一気に満開に


                

    今日、午前中で合宿が終わる。
    quenaでの響きに耳がなれてきたところで、少しさびしい気もする

    けさも五月晴れに誘われて
    quena walking
    山道にさしかかると、早くも発声練習を始める人も


    quena に着くと集合写真。固い積雪の上へこわごわと立って撮影

    練習はじめに準備体操。
    けさは時間が迫っているので短時間で。
    それでも教えてくださる
    K さんは汗をかいている
    成果を上げないとと思って、つい力んでしまうのです。)

    1.  『   Ave verum corpus』
    昨年末にリコーダーの人たちと一緒に演奏して以来、久しぶりに歌う。
    リコーダーの代表者のメッセージも紹介され、改めて言葉の意味の重さを感じ、練習する。
    丁寧に繰り返しての練習になった


    2.  『  Advent』
     この曲も中間部からパート別にさらう。
    終わりの
    ffAdvent! をアルトは高音に注意するよう指示される

    3.   日本のうた
     『夕焼け小やけ』中間部をまず練習。音の変わり目に注意して。
     『ペィチカ』出だし(前奏)の accel rit. の変化に留意して
     『花』テンポに遅れないように歌うこと

    4.    武満徹作曲4曲を一回ずつさらって終了に

     晴天に恵まれての3日間
    それぞれ得るところの大きい合宿になりました
    ふだんの練習で出来なかった発見もありました

    皆さん、ありがとう
    !                     
    (アルト 
    A. F.