1日目
空は青空、行楽日和。今年も大宮駅新幹線ホームは家族連れで大賑わいでしたが、
長いトンネルを抜け越後湯沢に降り立つと、そこは雨。
キクノヤ山荘に向かって走るバスのワイパーがせわしげに左右に動いていました。
今年は暖かったそうで、例年なら道路脇や林の中に見える残雪もなく、
山の頂付近にちらほら見えるだけ。
そういえば、いつもならケーナの前にうず高く積もっている雪山もありませんでした。
昼食後、普段はケーナまで歩く人が多いのですが、今日は雨のため全員がバスで移動。
お陰で予定より早く練習を開始、入念に体操・発声・カデンツができました。
それにしても、やっぱりケーナの響きはいいですよね。
今日の練習は3ステと4ステ。
まずはモンテヴェルディの@「Se nel partir da voi」から。
何しろ久しぶりの曲なので、正直いって記憶の彼方。
何度か歌っているうちにやっと口が回るようになりました。
ここでは、ため息の「Deh」の出が大事ということでその反復練習。
次にA「Baci soave e cari」。
ゆったり歌うのはいいのですが、だんだん遅くなってしまう癖がついているようです。
指揮者から、昔々(?)を思い出しながら言葉を歌うようにとのこと。
特に、第1小節出だしの「Baci」が勝負!とのこと。
ここで休憩。
差し入れの饅頭や五家宝を頬張りながら外に目をやると、なんと雪が舞っています。
山の天気は本当に変わりやすい。明日は大丈夫かな?
さすがにモンテヴェルディの曲は
B「Ecco
mormorar londe」、C「Crudel perche mi
fuggi」と歌うにつれ調子に乗ってきました。
二度目の休憩が終わったところで、残り35分。
「荒城の月」とフォスター3曲の予定でしたが、「なつかしきケンタッキーのわが家」までで時間切れ。
残り2曲は最終日ということになりました。
夕食後、9時から地下の広間で定演の打合せ。
仕事の分担・練習日程はスムーズに決まったのですが、
検討事項が多く、ナレーションの一部や他団体とのコラボの件は時間もないので途中で先送り。
いつものように飲んで歌って、間もなくお開き。0時半ごろまで話し込んでいたのは3人だけでした。 (ベース K.I)
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