春合宿1 日目
 
  今日は朝から暑いけれど苗場はどうだろうかと思いながら出発した。
湯沢からマイクロバスで登っていくとあちこちに残雪が見えてきた。
 芽吹き始めた木々の緑が美しく、その中に山桜のピンクが映えていた。宿の桜はどうだろうかと楽しみにしていたが無残にも半分に切られていた。今年は雪が多くて枝が折れそうだった為に切ったという事だったが来年は復活するのでしょうか。


 昼食を済ませてケーナに向かった。ほとんどの人が歩いていった。途中ではカタクリがあちこちに群生していた。例年だとケーナに着くとすぐストーブをつけて暖まるまで周りに集まっていたのに今日はすぐ練習に入れた。
今までで一番暖かい年でありがたい。

    
                    


 

  
いつもより念入りな呼吸法と発声とカデンツでウォーミングアップする。
1日目は第Tステージの練習
1曲目は『Super flumina Babylonis
同じ旋律が出てくるところは各パートがどう受け継いでいくのか何度か練習。
2曲目は『デ・プレのAve Maria

練習開始から2時間過ぎてようやく休憩。


後半は第Wステージの歌
日本の歌『ぼうし』

一通り歌ったら次に楽譜を見ないで歌ってみる。
思い切ってはずしてみると何とか歌えるものですね。

『小さな空』

1番、2番はソプラノ、3番はベースからテナーと旋律が移っていく。
1番青空、2番夕空、3番夜空と情景を思い浮かべると覚え易い。

全て出だしは弱起で始まるので短くなったり強くなったりしないように大事に出る事。

6時半まで練習して宿に戻る。
7時から夕食。いつもの和食中心のおいしい食事でした。
風呂の用意をして食事に来た人はそのまま直行。外の温泉に行った人もいたようだ。
あわただしく風呂を済ませ9時から定期演奏会の打ち合わせをした。

                (アルトS.A


 

 

 

春合宿日目 五月晴れの爽やかな一日。今年の苗場は、セーターがいらないほど暖かくて快適である。午前中は、キクノヤ山荘とケーナに分かれてパート練習を行う。
 K指揮者の入れてくれたコーヒーを飲んで、さあ練習開始!
 テナーは、談話室で1ステの宗教曲を中心に音取りの確認をする。久しぶりの参加となったUさんも、真剣に練習して自信を取り戻した。

                
 昼食後は、全員ケーナに移動して、3ステ「モンテヴェルディ」の全体練習をする。
 今年の春合宿は、S11、A10、T4、B4、C1+キヨ君の31名の大所帯。

 @ Ecco mormorar l'onde 
   朝靄の中、けだるい雰囲気で、eccoの後を切るなど、歌い方を繰り返し練習。
   後半はスタッカート気味に歌う部分とレガートに歌う部分の歌い分け、
   テンポの変わり目に注意することや、終盤では縦の動きを見ながら、
   ハーモニーを決めることなど、指揮者から注文あり。     
 A Lasciatemi morire 
   「私を死なせて」切なく深刻な心情を歌に込める。音程だけでなく、音色も
   揃えられるよう意識すること。    
 B Zefiro torna
   西風が戻り、良い季節が到来する。女声3部で、明るく希望に満ちて始まる。
   テンポの変化に注意し、遅れないようにする。後半は一転、悲しげに歌う。
   しかし、妙なポルタメントはつけない。最終盤の音のぶつかりを楽しむこと。    
 C Quel augellin che canta
   これも女声3部で始まるが、バランス良くハモらせることが大事。クレッシェンドの
   歌い方にも注意。パート毎の掛け合いをしっかり歌うこと。
 
                     
 後半は、4ステ「サムディの四季」の練習
 @ 小さな空
   ケーナの窓から見える青空と白い雲をイメージしながら歌うよう指示あり。
   昨日練習した「ぼうし」以外の5曲も一通り通して、午後の練習は終了。

 
夕食後、
9時15分から1時間、ABCの3グループに分かれて4ステの暗譜練習。
 初めての試みで、少々の緊張感あり。
でも歌詞を確認しながら楽しく練習した。
 Cグループは、
1回目は楽譜を見て、2回目は暗譜用の歌詞集を見て全曲練習。
 途中「小さい秋見つけた」は
サトウハチローが酔っ払って作ったとか、
空ろな眼の色や 溶かしたミルクは、
曇りガラスの色じゃないかとか、
風見鳥のぼやけた鶏冠にハゼの葉が重なって入り日色に見えたとか、
いろいろな解釈が飛び出して盛り上がった。
 こういう練習も、たまにはいいかもしれないなあと思った。
          ( Ten K.K )

 
               

 

春合宿3日目 

朝食もたっぷり食べ準備万端。

練習場に向かいます。

道中に桜がひらひらと舞っていました。

カタクリの花も多くみられ、

今年は色合い豊かな山々を歩くことができました。


ケーナは広くて響きやすいので練習していて気持ちいいですね。


発声から北欧曲を中心に練習。

北欧の曲は美しさや切なさが、

なにかジーンと心に響く感じがして、

本当に美しさが染み出てくる感じがします。

練習中ソプラノやアルトの歌声を聴いていると

音の響きや美しさに感動するんです。

「本番が楽しみ!」とやっぱり思います。


休憩もそこそこに練習に熱中しているとあっという間に時間に。

経験した曲もあり、今年は少し声をだせたかな?


宿に戻って昼食をとり、

帰り支度を済ませます。

今年のお礼の曲は「ぼうし」でした。

私はこの曲が一番の苦戦曲で、

直前まで音源聞き続けましたが、やっぱり難しかったです。


練習頑張ります!

毎年ですが、合宿はあっという間、

それだけ内容が濃い1日1日だったと思います。

夏まで一つ一つ大切に仕上げていきたいです。

今年もたくさんお世話になりました。

ありがとうございました。
(テナー J.U)